
SOAP形式とは、利用者の状態を4つの視点で整理して記録する方法です。訪問介護・通所介護・施設介護を問わず、チームで情報を共有するうえで非常に役立ちます。慣れると記録の時間が短縮でき、内容の質も上がります。
SOAPの4つの要素
- S(Subjective:主観的情報)利用者本人が話したこと・訴え。例:「足が痛い」「昨夜眠れなかった」
- O(Objective:客観的情報)スタッフが観察・測定した事実。例:バイタル値、表情、動作の様子
- A(Assessment:評価・判断)SとOをもとにしたスタッフの判断。例:「浮腫が悪化している可能性がある」
- P(Plan:計画)次回以降の対応方針。例:「次回訪問時に足首の状態を再確認する」

介護現場での記録例
S:「今日は体がだるい気がする」とのこと。 O:バイタル測定(血圧142/88・体温36.8℃・脈拍80)。顔色はやや悪く、食欲なしと訴える。昼食は主食3割・副食4割の摂取にとどまる。 A:血圧がやや高め。食欲低下も重なっており、体調変化に注意が必要な状態と判断。 P:次回訪問時に再度バイタルを測定し、変化があれば管理者へ報告・家族に連絡する。
書くときのポイント
- Sは利用者の言葉をそのまま「 」付きで書くと伝わりやすい
- Oは数値や具体的な行動で書く(「少し食べた」より「主食5割摂取」)
- Aは断定せず「〜の可能性がある」「〜と思われる」の表現でOK
- Pは次の担当者が行動できる内容を書く
シエロの研修動画「記録・連絡・報告の基本とSOAP形式」では、実例を交えてさらに詳しく解説しています。あわせてご活用ください。
📎 参考資料・リンク
